台風の発生から気象病まで、台風についてまとめてみました

先日も大きな被害をもたらした台風。ここ何年かは勢力の強い台風が次々と日本に上陸していますね。自然の脅威を見せつけられるとともに、これまで想定しなかったような災害が起こりうるのだということを私たちに知らしめているようです。いつ起こってもおかしくない台風に対して、防災の意識を持つことはもちろん、台風についてしっかりと知識も取り入れておきたいものです。今回は「台風」について調べてみることにしました。

台風とはどれくらいの大きさのことを言うの

風の速さを風速といいます。この風速、空気が1秒間に何メートル動いたかを表しています。風速5メートルといえば、1秒間に空気が5メートルだけ動いたことをあらわしています。台風はその「大きさ」と「強さ」で表されますが、天気予報などで耳にする「大型で非常に強い台風」などの呼び方は、風の強さや強風域の広さをもとに決められます。

「大きさ」は強風域(秒速15m以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲)の半径を表し、 「強さ」は最大風速で分けられています。さらに強烈なもので、秒速25m以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲は「暴風域」と呼ばれています。

台風の始まりから終わり

台風は大きく分けると「発生期」「発達期」「最盛期」「衰弱期」の4つの段階に分けることができます。日本に接近する台風は主に最盛期と衰弱期のものです。

発生期:赤道付近の海上で発生した上昇気流が積乱雲となって渦を形成するようになり、渦の中心付近の気圧が下がることによって熱帯低気圧となり、風速が秒速17mを超えたものを台風という
発達期:台風の勢いが最も強くなるまでの期間で、中心気圧はぐんぐん下がり、中心付近の風速も急激に強くなる
最盛期:中心気圧が最も下がり、風速が最も強い期間。南の海から北に向けて進むことで中心付近の風速は徐々に弱まる傾向にあるが、強い風の範囲は広がる
衰弱期:台風の力が弱くなって、消えてしまうまでの間のこと

北から寒気の影響が加わると、寒気と暖気の境である前線を伴う「温帯低気圧」に変わったり、台風がそのまま衰えて「熱帯低気圧」に変わる場合もありますが「温帯低気圧」、「熱帯低気圧」いずれの場合も台風が完全に消滅するまで油断はできません。

台風、ハリケーン、サイクロンこれらはみんな違うの?

日本では「台風」と呼ばれ言いますが、海外へ目を向けてみると「サイクロン」「ハリケーン」などという名前が聞かれますね。低気圧を指す一般的な用語を「サイクロン」と言います。大型な熱帯低気圧に対しては、南インド洋からオーストラリア、南太平洋の地域などでは「トロピカル・サイクロン」という言葉が使われています。アメリカなど大西洋北部付近で発生したものは「ハリケーン」と言います。ただし、台風は最大風速が秒速17m以上に対し、ハリケーンは、最大風速が秒速33m以上の場合に限られるため「ハリケーン」と名付けられたものは、とても強力なものといえます。

台風の名前の付け方

台風のニュースをネットなどで見ていると、従来の「台風17号」と一緒に(ターファー)と記載されています。台風に名前が付けられているのですね。これはマレーシアが用意した台風の名前で、意味は「なまず」を表しているのだとか。日本の気象庁では、毎年1月1日から、その年に発生した台風を「第1号」として順に番号をつけています。

2000年より東アジア地域の太平洋で発生した台風に関しては、直接影響を受ける東アジアの14カ国が加盟する台風委員会が名前をつけることとなりました。中国を始め、タイやベトナム、カンボジアなどのアジアの加盟国がそれぞれ10個ずつ、あらかじめ台風の名前を決定しています。このため台風の名前はすでに140個決まっていて、ひとつずつ順番に名付けられているのです。

日本はアジアの台風委員会に加盟しているため、日本語で14の名前がすでに登録されています。てんびん=Tembin、やぎ=Yagi、うさぎ=Usagi、くじら=Kujira、コップ=Coppuなどがあり、星座にちなんだ名前から命名しているそうです。他の国々でつけられた名前をみてみると、雷や夕焼け、風神など空に関係のある名前をつける国が多い中で、たんぽぽ、たぬき、なんとプリン(命名:マカオ)まであるそうですよ。

台風で体調が悪くなるのは「気象病」

「台風になると体調が悪くなる」「頭痛が止まらない」「喘息が出る」などという話を度々耳にします。このような天気によって引き起こされる体調不良は「気象病」と呼ばれています。代表的な例として最も多くの人が挙げる症状が頭痛。ほかにも、首の痛み、めまい、耳鳴り、気管支ぜんそくを始め、鬱や不安症なども気象病の症状に挙げられるとか。

気象病の主な原因は、気圧の変化。変化は急なほど症状が強くなります。台風の発達期には中心気圧が急降下します。気圧が変化すると、人間の体はストレスを感じるため、自律神経の働きが活発になります。自律神経系には、交感神経と副交感神経があり、交感神経は血管を収縮させることによって、心拍数を上げて体を興奮させる働きがあります。一方、副交感神経は血管を広げることにより、体をリラックスさせる働きがあります。これらふたつの自律神経の調整が乱れることが、気象病と呼ばれる体調不良の原因となってしまうのです。

これらの対策として耳のマッサージが有効だそうです。というのも気圧の変化は耳で感知することが多いためです。耳を上下や横にに引っ張ったり、回したり、押さえたりをそれぞれ10秒ほど行うだけでも効果があると言われているので、症状が辛い時は試してみてはいかがでしょうか。

秋晴れが待たれますね

初夏から秋にかけて日本にやってくる台風は、この国に住む私たちにとっては避けて通れないものとなっています。その規模が年々大きくなっているように感じる昨今、普段から防災の準備をしておくことが大切だと強く感じました。今はとにかく大きな被害がなく台風が通り過ぎて、快晴の秋晴れが続くことを願ってやみません。

参照サイト:気象庁「台風とは」

 

 

 

この記事をかいた人

まだ暑い日が続いていますが、季節はゆっくりと秋に近づいています。キノコたっぷりのパスタや、栗ご飯、柿も美味しいし、焼き芋も食べたい!いつも行く産直市場で秋の味覚の献立を考えながら買い物するのも、楽しみのひとつになっています。

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