寒い時期が旬の大根。大根おろしを効果的に食べるには?

先週の産地直売所でもたくさん見かけたのが、今が旬の大根!大根は煮てよし焼いてよしと色々な調理法がありますが、やはり一番シンプルで、でもしみじみ美味しいのは「大根おろし」ではありませんか?大根おろしを使った料理は「おろし〇〇」と名前がつけられ、体にも優しい料理として人気です。

旬の時期の大根は、値段も安く1本丸ごと買うことも多いですね。おいしそうな大根を見つけたら、ぜひおろしにして楽しんでみましょう。大根おろしは体に良いことずくめなんです!

大根おろしの辛味の差はどうやって出るの?

1年中スーパーに並んでいる大根ですが、実は収穫された時期によって辛さが微妙に変わってきます。春から夏にかけて暖かい時期に採れるのは「夏大根」、気温がぐっと下がる寒い時期に採れるのは「冬大根」。取れる季節が違う大根をを比べてみると、辛味が強いのは「夏大根」になります。

辛味の強さの原因は、冬大根の方が寒さに対する防衛本能として大根が糖度を高めるため、夏大根に比べて甘くなるからです。寒ければ寒いほど甘味のある大根を楽しめるというわけなのですね。

大根おろしの栄養価や効能とは

大根おろしは水分も多く、消化を助けるということで有名な食材ですが、その栄養価を細かく見てみましょう。

大根にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどと呼ばれる消化酵素が豊富に含まれています。消化酵素は炭水化物、たんぱく質、脂肪などを分解するもので、大根に含まれている酵素は胃酸過多、二日酔い、冷え性、便秘、などに効果があると言われています。また、発がん性物質を分解したり、血液サラサラ効果も期待できるそうですよ。

しかし、これらの豊富な消化酵素は熱に弱いという性質を持っています。そのため、大根おろしにして生のまま使うことで消化酵素の働きを十分に生かし、胃に負担のかかる料理との相性も良く食べられるようになります。

さらに大根にはビタミンCも豊富で、美肌効果や肝臓の機能を高める効果もあるそうです。ただし、ビタミンCは水溶性の物質なので、大根おろしはおろした大根の汁もあまりギューっと絞らず使いたいものです。また煮物の際にも汁ごと食べるのが良いでしょう。風邪を引きそう!という時は、大根おろしの汁に蜂蜜を少々入れて飲むのも効果があるようです。

この大根は辛そう!辛い部位の見分け方はどこに?

大根の辛さは実はちょっとしたコツで見分けることができるのです。大根の表面にはプツプツとひげ根が出ている小さいくぼみが転々と並んでいます。 くぼみの列があまりにも不揃いなものや、斜めにくぼみがねじれているようなものは、辛い大根の可能性が高いので、辛味の苦手な方は選ぶのは避けたほうが良いでしょう。

辛みの少ない大根を選ぶには、ひげ根のくぼみの列がなるべくまっすぐ縦に並んでいるものを選ぶようにしましょう。大根の葉の近くは水分が多く辛味が少ないのに対して、大根の先端部分は水分も少なめで辛味が強くなっています。

また、鮮度が落ちてくるとひげ根も生えてきます。葉が付いているものなら「鮮やかでみずみずしい緑色の葉であるか」葉を切り落としてあるものでは「白い皮の部分にハリとツヤがあるか」「重みがあってしっかりと水分を含んでいるか」などの点に注意して選ぶと良いでしょう。

大根の「繊維」に辛味を左右するポイントが

大根おろしが辛くてびっくりするってことありませんか?なぜ大根が辛くなるかというと、大根の中にある成分が、おろされる時に細胞が潰れることによって化学反応を起こし、辛味が現れるからです。野菜の繊維は多くの場合上から下(葉の方から根元に向かって)に走っています。この繊維を断ち切らないようにおろせば、辛味成分が現れることも少ないのです。

切った大根の皮を剥いた後、輪の部分からおろしていくと、繊維が断ち切られてしまいます。少しでも辛味を抑えたい場合は、切った大根の外側から縦方向におろしていくと、繊維と平行に下ろすことができますね。

大根おろしの保存法

■冷蔵保存
おろした大根を水分も一緒に密閉容器に入れて保存します。できるだけ空気を抜いて保存することが望ましいです。冷蔵で保存できるのは2日くらい。空気に触れると酸化が始まるので、早めに食べきったほうがよいでしょう。

■冷凍保存
大根おろしが一度に食べきれない場合は、冷凍も可能です。おろしたてをすぐ冷凍するのがポイントです。軽く水分を絞ったら、ジップ付き保存袋に平らにして入れ、冷凍します。製氷皿にラップを敷いて凍らせるのも良いですね。保存期間はおよそ1ヶ月程度です。

ただし、大根おろしは空気に触れると酸化してくるので、冷蔵でも冷凍でも出来るだけ早く食べることをおすすめします。

大根おろしをたくさん食べられるレシピと言えば?

やはりたくさん食べられるといえば、この時期「鍋」が一番でしょう。大根おろしとポン酢をたっぷり入れていただくしゃぶしゃぶ、鍋の具材を入れたら大根おろしも入れて煮込むおろし鍋、大根おろしと豆腐だけのシンプル鍋も、ほっとする味で美味しいですね。

また、大根おろしはハンバーグ、唐揚げ、トンカツ、スパゲッティなど何にでも合わせられて、ポン酢をかければたくさん食べられます。この時期ならではの、餅と大根おろしを合わせるのもおすすめですよ。

旬の大根をたくさん食べましょう!

大根おろしは、生のまま食べることで消化を助ける力を発揮してくれます。天ぷらや唐揚げ、トンカツ、ハンバーグなどさっぱりと仕上げたり、パスタとからめたり、うどん、そばとも相性が良いですね。

大根おろしの大量消費に一役買いそうな、大根おろしアートもインスタグラムなどでは人気を博しています。これはすりおろした大根をギュッと絞って形を整え、鍋にディスプレイするもの。まるでしろくまがお風呂に入っているようで可愛らしいですね。

今が旬の大根は、安くて毎日の献立に大活躍してくれます。今夜のおかずにぜひ大根おろしを使ったメニューはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です