掃除特集その4【ナチュラルクリーニングのまとめ】

今回を含めて4回にわたってナチュラルクリーニングについて書いてきました。時々振り返ることで、使っている薬品への理解が深まったり、汚れの性質に対して理解が深まると、より掃除が楽になることもわかってきました。最終回の今週は、これまで実践している「ナチュラルクリーニング」というもの全体について、まとめてみたいと思います。

なぜナチュラルクリーニングをするの?

スーパーやホームセンターでは、トイレ用、風呂用、キッチン用とさまざまな洗剤を見ることができます。数種類の洗剤を用途別に買うため、収納場所も多くなり負担を感じてました。そんな時ナチュラルクリーニングというものに出会いました。使う場所別に洗剤を用意するのではなく、落としたい汚れの種類によって、持っている薬品を組み合わせて使う』というところに魅力を感じました。

用意するのは重曹、クエン酸、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)、アルコール、石鹸(我が家の場合は粉石鹸)。これらを単体で使ったり、組合わせたりすることで、トイレからキッチン、ソファの汚れまで用途や汚れに合わせて使用することができます。あれもこれもとボトルを増やすこともなく、使いたい時に使える分だけ作ることができるのもポイントでした。

「中和」ということを意識して掃除をしてみる

例えば風呂場でカビを発見したとしましょう。落としたいから洗剤をつけてゴシゴシ・・・なんてことありませんか?もちろん力を入れないと取れない汚れもあるかもしれません。しかし、ナチュラルクリーニングでは汚れの性質を理解し、それと逆の洗剤を使って「中和」させることにより、刺激臭のある薬剤を使わなくても汚れがゆるんで落ちやすくなるのです。

酸性やアルカリ性という言葉は、水溶液(物質を水に溶かしたもの)の性質のことを呼びます。酢や柑橘類などの酸っぱい液体は「酸性」、苦味のある液体は「アルカリ性」、水はその中間に当たる「中性」です。時間が経って腐敗した食べ物は酸っぱくなるし、食用油も時間が経てば酸化するので、酸性の汚れとなります。

ナチュラルクリーニングで使う洗剤は、酸性のクエン酸中性のアルコールアルカリ性の重曹や石鹸、過炭酸ナトリウムとなります。

酸性の液体とアルカリ性の液体を混ぜると「中和」して中性の液体になります。汚れを落とす仕組みもこれと同様に、酸性の汚れにアルカリ性洗剤を、アルカリ性の汚れに酸性洗剤をかけると、中和して汚れがゆるみ、落としやすくなるのです。

汚れを性質で分類してみると

汚れには油汚れや食品から出る「酸性」の汚れ水垢やアンモニア臭などの「アルカリ性」の汚れ、カビや雑菌などの「酸性の汚れを餌にして繁殖する中性の汚れ「ホコリやチリなどの汚れ」があります。汚れの性質に合わせた薬品を組み合わせれば、場所別に洗剤を購入する必要もなく、ほとんどの汚れを落とすことができるのです。

汚れの性質 使用する薬品 汚れ
アルカリ性汚れ クエン酸 水垢、アンモニア臭
タバコや魚の匂い
酸性の汚れ 重曹 油汚れ
過炭酸ナトリウム 食べ物のカス
皮脂、角質、尿、汗など
中性の汚れ 過炭酸ナトリウム カビ
アルコール 雑菌
その他の汚れ フロアワイパーで拭き取り ホコリやチリ
水拭き、乾拭き 髪の毛やペットの毛

汚れを溜まらせないようにする掃除のコツ

汚れの種類と、汚れのタイプ(性質)がわかると、汚れ落としは以前より取り掛かりやすく、簡単になります。しかし一番良いのはやはり汚れそのものを溜め込まないこと。そのために気をつけておきたい事柄をあげてみました。

油汚れは使用後すぐ

油の汚れは温度が高いほど落ちやすいので、水よりお湯を使うと良いでしょう。換気扇などのつけ置き洗いも水よりお湯の方が断然汚れが落ちやすいです。また、油汚れが飛び跳ねているキッチンの窓や壁などを拭くときも、水ではなくお湯で絞った布巾を使うと汚れが落ちやすくなります。

時間が経った汚れは洗剤でパックやつけ置き

ついつい目を背けたくなるコンロの汚れ。放置すると、焦げた汚れに変化してしまいます。その時も強力な洗剤を使うのではなく、つけおきしたり、煮沸洗いをしたり、キッチンペーパーでパックしたり、汚れを浮かせることに専念しましょう。時間はかかりますが、汚れが浮かび上がってするりと落ちます。

ホコリやチリやペットの毛はワイパーで毎日

ホコリやチリは人の動きがあれば必ず起こるもの。これを放っておくと、空気中の油や湿気と混ざり、雑菌が繁殖して嫌な臭いの原因となります。そうなる前、まだホコリのうちに、ワイパーや布巾で取り除いておくと安心です。つい見過ごしがちな高いところ、カーテンレールや照明、ドアの上などもササっと拭き取っておきましょう。

ナチュラルクリーニングをする上であると便利な掃除グッズ

洗剤や薬剤を増やしたくなくて、ナチュラルクリーニングを始めました。掃除の際はあるものを組み合わせて使います。その時に用意しておくと良いものを挙げてみました。(3番のスプレーボトルですが、アルコールはボトルを溶かしてしまう可能性があるので、アルコール使用可のボトルを用意してください)

マイクロファイバークロス:ホコリが付きやすく、洗濯しても乾きやすい
フロア、ハンディワイパー:チリやホコリ、ペットの毛などに毎日使える
スプレーボトル:薬剤と水を混ぜて使える。アルコールのみ専用ボトルを用意
粉末を入れるボトル(はちみつのボトルのようなもの):使いやすく振りかけやすい
先端が細いブラシ:力が入れやすく、乾きやすいものがおすすめ
100円ショップで買う紙製の掃除機のノズル:玄関やベランダなどに使い捨てできる

無理なく続けられるのがナチュラルクリーニングの良さ

もともとずぼらな私でも、ここ何年もナチュラルクリーニングは続けられています。それはなぜかと考えてみると、あれもこれもと製品を増やさなくてすむところが大きいと思います。また、強烈な刺激臭がする薬剤を使うわけではないので、手袋やマスクで完全防御しなくても良く(場合によってはゴム手袋を使いますが)、ペットがいても必要以上に神経質になることなく、思い立ってすぐ掃除ができるのも良かったなと思います。

これからも汚れに合った洗剤を使って、今よりもっと短時間で掃除ができるようになること。そして毎日少しずつでいいから掃除をして、汚れをためないようにすることを目標にナチュラルクリーニングと付き合っていこうと思っています。

 

 

この記事をかいた人

インフルエンザの流行シーズン中ですが、先日やっとワクチンの接種をしてきました。毎年、家族の誰かがインフルエンザにかかっても、自分はかからずに過ごせたのは、きっとワクチンのおかげ。加えて普段から体を冷やさないように気をつけているのが良いのかなと思っています。

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