福をもらいに。節分祭に参加してみました

それは1月も終わりを告げる頃に、偶然通りかかった神社の前。 「節分祭」こんな立て看板を見つけました。子どもが小さい頃に、幼稚園で豆まき行事に参加したことはありましたが、神社で行われる節分祭は初めての体験です。これは見てみたい!季節の行事に興味津々の私は、早速参加してみることにしました。

節分の意味は「季節を分ける」

「節分」の本来の意味は、春夏秋冬それぞれの季節の始まる前日のことを言います。昔、まだ太陰暦を使用していた時代に、季節を表す工夫として使われていたものが二十四節気でした。1年間を24等分し、その期間ごとに名前をつけ、現在でも季節の節目を示す言葉として使われています。

この二十四節気でいう立春、立夏、立秋、立冬の前日が節分で、1年に4回ありました。

中でも立春は、春の始まりであり、かつては立春を正月としていたので、春の節分は大晦日に当たる大切な日とされてきました。他の季節の節分行事が少なくなった現在でも、春の節分は伝統行事として続けられているのです。

節分祭の始まりは祭典から

護国神社で節分祭が行われるというので、境内に行ってみました。本堂の中では、たくさんの人が参加して節分祭の祭典が行われています。でも境内は。あれ?思っていたより人が少なくて、テレビで見かけるような豆をまくための足場も組まれていません。

ここで本当に豆まきが行われるの?と不安に思っていたところ、豆まきは隣の建物の中で始まるらしいとの情報が。慌てて社務所横の講堂へ向かいます。この日は午後から雨天の予報だったので、室内に変更したのかもしれません。

室内には節分祭を待つ大勢の人・人・人!

講堂内に入ってみると、すでに早くから節分祭を待ち構えていた人がたくさんで驚きました。老若男女、大勢の人が集まっています。小さな子ども連れの人も多く、子ども達は最前列で並んで待っていました。

30分程待ち続けていると、どんどん人は増え、これで本当に豆をキャッチできるのだろうかと心配になるくらいに。目の前に背の高い人が来たら、もう無理じゃないかななどと考えていました。

程なくして、神主さんをはじめ、その年の年男、年女、スタッフの方など総勢10人ほどが壇上に上がりました。神主さんから「豆は魔(ま)を滅(めっ)するということで、厄払いの意味があります」とのお話が。「鬼は外!」「福は内!」と大きな声を出すことで、魔除けの意味もあるそうです。

さて、いよいよ節分祭の豆まき開始です。みんな一斉に手を上に上げて豆を待ち構えます。写真を撮るのに必死だった私は、何度か体に豆が当たりましたが、隣にいたおばあちゃんにものすごい速さで拾われてしまいました。慣れている方々は、声を出すタイミング、手を伸ばすタイミング、豆が飛んでくる場所など知り尽くしています。

なぜみんなこんなに必死になるのかというと、投げられた豆の中に数個「当たり福豆」の入った豆の袋があるからだとか。当たると縁起物がもらえるそうで、なるほど、皆さん必死で豆をキャッチするわけですね。

福豆を無事キャッチできました!

写真を撮る手を止めて、豆を受け取ることに集中してみました。隣のおばあちゃんがなかなかすばしっこい人で、両手を左右に広げて隣から取られないようにしているのです。せっかく豆が飛んできて床に落ちてもそのおばあちゃんに片っ端から拾われてしまう状態。ああ。

おばあちゃんに対抗するためには、下に落ちたのを拾うのは諦めて、身長差を利用し、飛んできたものを空中でキャッチすることにしました。必死に手を振ってこちらに投げてくれるようにアピールします。こんなにも豆まきに必死になるなんて!

そしてついに飛んできた豆を体に当ててキャッチ成功!みるとおばあちゃん、まだ頑張っていましたよ。どれだけ拾ったんでしょう。受け取った福豆は、こんな可愛らしいものでした。結局1個だけ。でもなんだかとても大切に思えました。

節分の日の昼ごはんは恵方巻きを兼ねてキンパを

帰宅してから、恵方巻きを兼ねてキンパを作ってみました。キンパとは、塩とごま油で味つけをしたご飯に、ほうれん草、キムチ、たくあん、ニンジン、卵、カニカマなどの材料を入れた、韓国風のり巻きのことです。

テレビやインスタグラム、友人からの話など、ずっとこのごま油風味ののり巻きが気になっていたので、今年の節分は、酢飯ののり巻きではなく、韓国風のり巻きにしてみました。

材料は家にあったもの。キムチ、豚肉の下味をつけたもの、小松菜、ニンジンです。キムチの汁が染み出て見た目は今ひとつという感じになってしまいましたが、味は野菜がたっぷりとれて、とても美味しかったです。

本来ならば恵方巻きはのり巻き1本を全て食べ切ることが通例のようですが、今年はこのようにカットしたのり巻きを今年の方位「東北東のやや東」を向いていただきました。

節分の由来を知り、ますます暮らしが豊かに

これまで恵方巻きを食べる日。または豆まきをする日。くらいにしか考えていなかった節分も、その由来を知り、長年続けられている行事に参加してみると、その意味合いがわかってさらに興味がわくものですね。

1年間の中には、まだまだ知っているようで実はよく知らなかった行事がたくさんあるものです。これからも伝統的な行事に積極的に参加し、体感してみようと心に決めた1日となりました。

 

この記事をかいた人

桜の季節も終わりを告げ、日差しも強くなってきました。この時期の紫外線は思いの外強いもの。うっかり日焼けをしないように日焼け止めや帽子で徹底防御するとともに、保湿をしっかりして日に焼けるスキを作らないようにしたいものですね。

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